概要
学術情報誌『和食文化研究』を発行します。
和食文化学会の機関誌として、『和食文化研究』を毎年1回発行します。
会員からの投稿による研究論文を中心に、依頼原稿や編集部によるインタビュー記事などを交えて、和食文化や食に関する研究動向を多様な切り口で取り上げます。
若手研究者の発表の場となるだけでなく、幅広い分野の方々にとっての「和食文化学」への入口となりうる総合的な学術情報誌です。
公告掲載論文の撤回について
論文名称
河野亘・岸本知弘・和田智仁
「報告人生1 0 0 年時代の食を歯科の立場から考える」
『和食文化研究』4号、2021年(令和3)12月発行、38~56頁
なお、本論文は、『和食文化研究』投稿規定に基づき査読をおこない編集委員会において掲載が決定されたものですが、結果的にかかる問題を生じさせてしまいましたことをお 詫びいたします。今後同様の問題の生じないよう、写真を含む図版類の著作権の適切な処理、他者・自己を問わず論文の適切な引用についての注意喚起を投稿規定に加えることと いたします。
和食文化学会編集委員会
最新号紹介
最新号紹介
和食文化学会設立発起人会では、『和食文化研究』の第六号を発行しました。
第六号目次
《論文》
和食料理店をとりまく状況と建物・しつらいの変化の実態―◇田村圭吾・松原斎樹・杉本直子・宗田好史・池田維・平本毅・大関綾
京料理屋における仲居・女将による料理の説明のエスノメソドロジー研究◇平本毅・松原斎樹・杉本直子・宗田好史・池田維・大関綾・田村圭吾
京料理屋における「しつらい」の解読ー江戸時代の「共通認識」を手がかりに◇大関綾
《大会記録》
《学会記録》
第五号目次
《特集》
和食研究を拓く◇赤嶺淳
香港における日本料理――テッパンヤキからドンドン・ドンキへ◇シドニー・チャン
フィリピンにおける日本食の変容―食のコンタクト・ゾーンに着目して◇カール・イアン・ウイ・チェン・チュア
日本人が旗振りしないアイスランドの「日本食ブーム」◇クリスティン・イングバルスドッティル
創造性と暴走―ブラジル・サンパウロにおける和食の追究と日系料理の展開◇根川幸男
「和食の脱民族化」を考える視点◇高田公理
《論文》
近世文献に見える薬酒を通じた清酒の健康効果の検討―「豆淋酒」を例として―◇畑有紀・佐藤茉美・柿原奈保子
鰻の蒲焼調理法再考―「背開き」の歴史的展開と定説の矛盾について―◇樗木宏成
大学生および料理人がもつ加賀料理のイメージ◇寺沢なお子・今川奈津起
ボードリヤールの消費社会の観点からみた、ワインと日本酒の比較考察◇関川武利
《報告》
小型鯨類捕獲枠への新種追加が和歌山県太地町における鯨食文化にもたらした影響―関係者への聞き取り調査を中心に◇アラバスター・ジェイ
《学会記録》
2022年度の和食文化学会の歩み・大会報告
第四号目次
《巻頭言》
和食文化学会と和食文化研究◇原田信男
《論文》
江戸時代の文芸と唐辛子◇母利司郎・大関綾
《報告》
働く世代(青年・壮年)に対する食に関わる意識調査◇櫻井要・河村能夫
京料理におけるサービスデザイン◇橋本憲一・若林靖永
《学会記録》
2021年度の和食文化学会の歩み・大会報告
第四号目次
《論文》
大災害と食文化の変容 ポストコロナの食文化はどう変容するか◇佐藤洋一郎
食と感染症―その関係についての歴史学からの考察―◇南直人
室町・江戸時代における農産物と飢饉対策◇伊藤信博
疫病と食―「野菜を用いた供養・祈願」からの考察◇前田節子
《報告》
日本語オノマトペを通して、人生一〇〇年時代を「美味しく」過ごすために◇河野亘・岸本知弘
日本の大正末期から昭和初期の郷土料理に使用される果物の種類とその役割◇平智・阿部史季・草野新紀・土田純夏
万博を通してみるローカルとグローバル―異文化との出会い、地域の変容―◇竹中歩・小林ハッサル柔子
九条ネギの歴史に関する考察と京都に残る九条系一本ネギについて◇小笠原慧・木村淳
《学会記録》
2020年度の和食文化学会の歩み
《英文論文》
Food Served to Guests from Other Cultures in Bakumatsu Jpan:Analysis of Three Examples of Anglo-Japanese Culinary Cultural Exchange in the Choshu Domain in the Mid-19th Century◇SENNECK Andrew・GOTO Yoshiko
第二号目次
《論文》
「お斎」の研究―奈良県山間地集落における本願寺派報恩講の事例から―◇末原達郎・玉井鉄宗・橋本翠
大学生の食行動に影響する要因探索研究―和食文化の視点から◇太田はるか・新川達郎
《報告》
<翻刻>国立国会図書館蔵『大食寿之為』◇大関綾
スローフード協会と和食◇石田雅芳
食感の美味しさを表す日本語オノマトペ◇河野亘・岸本知弘
和食の文化とガストロノミー◇尾家建生
《学会記録》
2019年度の和食文化学会の歩み
創刊号目次
《巻頭言》
初夢◇佐藤洋一郎
《論文》
和食の文化的景観◇金田章裕
和料理人視点からの京料理黎明期の考察―食材環境から◇橋本憲一
京都の伝統漬物「すぐき漬」の歴史と成分的特徴に関する考察◇森田早映子
《報告》
近世初期文芸に見える<おぼろ豆腐>◇母利司朗
未就学児、小中学生の親の食に関わる意識調査◇櫻井要・櫻井雅子・河村能夫
《開催報告》
和食文化学会設立総会〜食文化学の創生をめざして〜
創刊準備号目次
《巻頭言》
和食文化の体系化を目指して◇石毛直道
和食とは何か―学会発足にあたって―◇熊倉功夫
「和食文化学会」への期待◇山田啓二
《論考》
和食文化学へのいざない◇佐藤洋一郎
和食文化研究のこれまでと今後◇原田信男
修験道と和食―「薬食同源」思想に関連して―◇上田純一
和食文芸という試み―日本古典文芸を通して見る食文化の美意識や感覚―◇母利司朗
京都和食文化研究センターの挑戦◇宗田好史
《和食文化学へのアプローチ》
~食農倫理論から~食消費から農業と農村を支える―都市化時代の食研究―◇秋津元輝
~社会人類学から~食と地域領域論◇朝倉敏夫
~食と農、行政の現場から~「和食文化学会」に期待する!◇小田一彦
~農学論から~農学から和食文化学へのアプローチ◇末原達郎
~食品科学から~食品機能性研究の観点から見た和食材への期待◇中村考志
~政策科学から~「和食文化学」における政策科学からのアプローチ◇新川達郎
《鼎談》
和食文化学会への期待と展望◇佐藤洋一郎・宗田好史・村田吉弘
《表紙写真》
撮影◇森枝卓士
バックナンバー
著作者の掲載許可が得られたものについては、当ホームページ上で順次公開予定です。
投稿案内
『和食文化研究』に掲載する研究論文を募集します
論文を投稿される方は、「和食文化研究」論文等公募要項・投稿規定に従ってご執筆ください。
投稿できるのは筆頭著者が本学会会員である原稿のみです。また通年で募集しますが、6月末日までに投稿されたものを当該年度の学会誌の掲載候補原稿とします。